『いちごメロンパン』っていちごなの?メロンなの?メロンパンの衝撃の事実とは!
暖かな日差しに包まれ桜のつぼみが今にもほころびそうな3月末の休日。息子が、数日後に友達と遠出をするというので最寄り駅まで電車の切符を買いに出かけました。
その駅の構内には私のお気に入りのパン屋さんがあります。
実はこの時期、楽しみにしていることがあります。パン屋さんで季節限定で店頭に現れる『桜パン』を買うことです。私は桜フレーバーに目がないのです。
無事に切符を購入し、意気揚々とパン屋さんの扉をくぐってお目当ての『桜パン』がないかきょろきょろと店内を見渡していました・・・。
・・・見渡して・・・いましたが
『桜パン』がありません。
代わりにあったのは『メロンパンキャンペーン!』とかかれた黒板。
え~、今、メロンパンやるの?
桜パンは・・・?
でも、ないものは仕方ない。メロンパンもおいしそうだし。よし!今回はメロンパンを満喫しよう。
メロンパン大国である日本
最近、メロンパン専門店ができるほどメロンパン人気はじわじわと上がりつつありますね。そういえば近所のスーパーの駐車場には焼き立てメロンパンが買えるキッチンカーが停まっていたなぁ。メロンパン大国だな。
そんなことを考えながらメロンパンを物色しておりました。
王道のプレーンメロンパン、直径が20センチぐらいあるビッグメロンパン、クリーム入りメロンパン、いちごメロンパン・・・
どれもこれも格子模様でざらざらしているぞ。
あ、いちごメロンパンがあるぞ。
うわさに聞く人気者『いちごメロンパン』は食したことがない。これもいいな。かわいいピンク色でいかにも甘くておいしいそう。
もしかしてメロンパンが甲羅パンだったかもしれない件
メロンパンについて以前から気になっていたことがあります。『いちごメロンパン』なる存在です。私が幼少のころに売られていたのは単なる『メロンパン』のみ。『いちごメロンパン』なぞには会ったことがありませんでした。
そして、ずっとひっかかっている疑問。
いちご?メロン?いったい君はどっちなんだ?
駅のパン屋さんに行った翌日、思い切って職場のシェフに聞いてみました。
私「いちごメロンパンって、いちごだかメロンだかわからないですよね?」
シェフ「いちご味のメロンパンって事でいいんじゃないですか?」
私「でも、メロンのフレーバーを差し置いていちごの味つけて・・・それってメロンパンじゃないし。」
という私にシェフは続けてこう言いました。
シェフ「名前はパンの形から来ていて、メロンパンにはメロンのフレーバーは入ってないですよ・・・」
え?ほんまに!?
ちょ、ちょっと、まって!ずっと知らなかったよ(滝汗)
うろたえる私に、シェフは続けてメロンパンの由来を説明してくれました。
メロンパンはその昔、パンにクッキー生地をのせて焼いてみたのが始まりだそうです。そして、いざ名前をつけるときに候補にあがったのが『メロンパン』か『甲羅パン』。その見た目がメロンや亀の甲羅だったから。
そして、選ばれたのがメロンだったという。
『メロンパン』爆誕!
実をいうと私、幼少のころから今の今まで『メロンパン』という名前に騙されておりました。あのクッキーとパン生地が織りなす独特の魅惑的な香りがメロンフレーバーだと思い込んでいたのです。
シェフの話によると、メロンパンはフレーバーはついていないと・・・。みなさんは、ご存知でしたよね・・・?
私、40ウン年間、知らずに過ごしてきました(←恥)
『メロンクリームパン』は『メロンパン』にあらず
話は駅のパン屋さんに戻ります。
私は王道のプレーンメロンパンを、息子はメロンクリームパンを購入しました。
ん?メロンクリームパン?
生地にメロンペーストを練り込んで焼き上げたパンで、表面が緑色のつるんとした丸いパン。その中にメロンクリームとホイップクリームが入っていると説明されています。
何から何までメロンなパン。でも『メロンパン』ではないらしい。
そのパン屋さんにあった
『メロンクリームパン』と『クリーム入りメロンパン』
『メロンクリームパン』はクリームパンの仲間なのです。これでもかというくらいメロンなパンだけど、どれだけ頑張っても『メロンパン』にはなれないのです。
いちごは『メロンパン』なれるのに。
桜パンを求めて入ったパン屋さんで、複雑な『いちご』と『メロン』と『メロンパン』の事情に触れた春の日でした。
さくらパン・・・。
食べたかったなぁ。桜の花が散る前に食べたいなぁ。
探そっ ♪
では、またっ