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余興なしの披露宴の5つのメリットを現役プランナーが解説します!

余興を見て拍手をする新郎新婦

この記事では

 

「余興なしの披露宴ってOKなの?」

 

という、余興を頼みたくても頼めない、むしろ頼みたくないという新郎新婦へ向けた記事になります。

 

ここでは、現役プランナーとして日々結婚式に携わっているプランナーのけこが、ズバリ言いたいことを言わせてもらいます。

 

真綿にくるんで言ってほしいな・・・と思われる人は回れ右ですよ(笑)

 

 

余興を頼まない理由

頼める人がいない

家族と親族だけの少人数なので余興を頼める人がいない、ゲストがおとなしくて余興を頼もうにも嫌がられる。

 

というような場合、無理に頼んでもあまり盛り上がらなかったりします。そもそも、乗り気でないゲストに頼んでも緊張して披露宴そのものを楽しんでもらえなくなりますよね。

 

ですので、余興を無理に頼まないのが正解です。

 

下品な余興をされそうで頼みたくない

例えば男性ゲストに下品な余興をしそうな人がいて、余興そのものを無くしたい。

 

というような場合、「余興の無い披露宴というコンセプトで話を進めています」とはっきりとお断りしましょう。頼まないのが正解です。親族や家族に、目をそらさせるような余興はおすすめしません。

 

もし、どうしてもしたいというのなら「親族で厳しい人がいるから」という理由で二次会で披露してもらいましょう。

 

 

 

余興なしでも大丈夫な理由

披露宴の時間は意外と短い

披露宴の時間はどの式場もだいたい2時間から2時間30分です。

 

その中で入場~来賓祝辞~乾杯などで20分ほど時間がとられます。お色直しを一回するとしてお色直しは20分ほどかかります。お開き前は、新婦の手紙~花束贈呈~両親挨拶~新郎挨拶~エンドロールなどで30分ほどかかることがあります。

 

そうすると、残りは1時間20分ぐらいしかないわけです。その中で、演出をする時間と食事の時間、ゲストとの歓談の時間を考えると、時間はあっという間に無くなってしまいます。

 

余興が入るとさらに少なくなりますよね。

 

 

余興を楽しみにしているゲストは意外と少ない

余興を楽しみにしているのは親族のおじ様おば様ぐらいでしょうか?それも「歌のプレゼント」とか「楽器演奏」とか、昭和の演出を考えているかもしれまん。

 

今の余興はそれとは違います。寸劇をしたり映像を流したりと、そういった形のものが多いのでどちらにしてもおじ様おば様の期待には応えられません。

 

よって、ほとんどのゲストが期待をしていないので余興なしでも無問題。

 

 

 

余興なしの披露宴の5つのメリット

①ゆっくと食事や会話が楽しめる

余興がないと時間的な余裕が生まれて食事や会話を楽しむ時間が増えます。普段、食事を楽しむ時に何か余興的なものを期待しますか?しないですよね。

 

結婚式でも余興の間は食事の手をとめて余興を見るのがマナーとなっています。暖かい料理が冷めることも(泣)そうなるとせっかくの料理が台無しに。

 

ですので余興がなくて時間ができたらゆっくりと食事を楽しめる時間になるのです。

 

 

②ゲストが余興で緊張することがない

余興を頼まれると頼まれた人はどうしても緊張してしまいます。その余興が披露宴の最後の方に行われるとしたらどうでしょうか?

 

「いまか?いまか?」と待ち構えて食事も喉を通らないかもしれません。せっかく披露宴を楽しんでほしいと思って招待しているのに、緊張して過ごしてほしくないですよね。

 

余興がなければその心配はありません。

 

 

③つまらない余興を見なくて済む

余興はいわば強制的に見せられるものです。その間は食事の手を止めて余興を見ないといけないといけません。失礼ながらつまらない余興なら目の前の食事に手を付けずにそれを見ているのはストレスでしょう。

 

しかも、余興の内容によってはゲストを強制的に参加させるというのもあります。楽しい余興であればまだしも、余興はつまらないし放っておいて欲しいゲストならたまったもんじゃありません。

 

余興が悪いとは言いませんが、無いなら無いでゲストも安心なのです。

 

 

④したい演出に時間がかけられる

余興が無いなら、新郎新婦は自分がしたい演出に時間をかけることができます。たとえば「デザートビュッフェをガーデンで楽しむ」とか「フォトタイムをたっぷりとる」とか。そういった演出は時間がたくさんあって始めてできるのです。

 

『結婚式は好きなことがなんでも叶う!』という売り文句(?)を聞いたことがあるかもしれませんが、披露宴の時間は無限ではありません。何かを削って何かをする、でしか好きなことはできないのです。

 

余興は頼まない!という披露宴のスタイルもおすすめなのです。

 

 

⑤延長の心配をしなくて済む

余興を頼まれたゲストは披露宴のスケジュールのことなどおかまいなしです。新郎新婦から「余興は5分以内でお願いね」と頼んでもプランナーから「スケジュールが混み混みで!」と伝えても、10分オーバーなどよくある話。

 

余興が二組あればどうなると思いますか?二組で予定より15分~20分オーバーしたらかなり時間が費やされますよね。結婚式の披露宴では延長料金は必ずと言っていいほど請求されます。たくさんのスタッフの人権費や設備費と考えてください。

 

延長の原因は余興やスピーチなど新郎新婦や式場スタッフのコントロールが及ばないところにあります。

 

延長を払ってもめちゃくちゃ面白い余興ならともかく、現役プランナーのけこに言わせると、延長してまでやってる余興はまったくつまらん !と断言できます。

 

よって、余興がない場合は延長の心配もないので無問題。

 

余興がないことで新郎新婦が心配していること

「時間があまりませんか?」

大丈夫です。時間が余るのではなく自由に楽しめる時間が増えるのです。やりたい演出を増やすのもいいし、演出を増やさない場合はゲストと過ごす時間が出来るのです。

 

ゲストのテーブルを一つ一つ回ってお話ししてください。きっと時間が足りないと思えるはずですよ。

 

 

「つまらなくないですか?」

ゲストの楽しみは何でしょうか?あなたが結婚式にお呼ばれしたときに楽しみにしていることは何なのか考えてみてください。

 

ドレスアップした新郎新婦に会うこと、久しぶりの友人に会うこと、演出、お料理などではないですか?

 

余興がなくても楽しみは別のところにあるのです。結婚式がどうだったか聞いた時に「お料理がおいしかったわ~」と言われるゲストがほとんどです。余興が無い時間はお料理を楽しんでもらっている時間なのでつまらないということは絶対ありません。

 

 

 

余興なしの披露宴の5つのメリットを現場のプランナーがお伝えします! のまとめ

 

✔余興がなくて手に入れた時間は演出が盛り込める時間になる

✔何もない時間はお料理や会話を楽しむ時間となる

✔ようするに、余興がなくてもみんな楽しめる

 

打ち合わせをしていて新郎新婦から質問されることは「余興がなくて時間があまりませんか?」ということです。

 

結婚式場のプランナーが言うべきことばではないですが、実は・・・披露宴に、余興やらDVD上映やらお色直しやらたくさん詰め込みすぎると演出をする時間もなくなってしまいます。

 

なくなるというのは語弊ですが、ぎりぎりのところでプログラムを組んでいいる状態です。

 

ですので、正直なところ「余興なしで」という言葉を新郎新婦から聞くと・・・言っちゃいますよ・・・いいですか?プランナーだけど言っちゃいますよ。

 

心の中でガッツポーズです!(≧▽≦)

 

もちろん、楽しい余興を見せてもらいながら、すました顔の下で爆笑している私もおりますが(笑)

 

ここまでお読みいただいて「けこってやつは、アンチ余興なのか?プランナーのくせに!」と思われた人もいるかもしれませんが、それは違います。むしろ、楽しい余興を楽しみにしているプランナーけこです。

 

 

何はともあれ・・・余興がなくても、おもてなし重視でゆったりした時間が流れる結婚式はその時間こそが贅沢な時間になります。ですので、余興なしでも心配しないでくださいね。

 

ハッピーウエディング💗

 

では、またっ