めっちゃ痛い注射をされた時、痛いと口に出すべきか否か考えてみた件
私は、月に数回プラセンタ注射を打ちに行っている。
ちなみに、私のお腹には大量の脂肪がついているから充血しづらいということで、注射をしてもらう場所はいつもお腹だ。
普通は腕にする人が多い。
そこで毎回のことだが注射針を刺しながら看護師さんが必ず聞いてくることがある。
「痛くないですか~?」だ。
痛みについては、何も感じないものすごく注射が上手な看護師さんもいるけれど、たいていは最初にチクっとするだけで痛いというほどでもなく事なきを得る。
だから、いつも
「は~い、大丈夫です。」と答えるのだが、答えながらこんなことをいつも考えていた。
本当に痛いときに痛いと言ったらどうしてくれるんだろう?
すでに針を刺している状態であるから『すみませーん!すぐ抜きますね』とか悪びれることなく明るく言って針を抜いてしまうのだろうか?
しかし、それならまた針を刺されるということだ!
それは嫌だ。
2回もチクっとされるのは勘弁してほしい。
それとも、
『すぐ終わりますからね~。
我慢してくださいね~』とか言って
聞く耳持たずにしれっとごまかされてしまうのか?
いや、さすがにそれはないだろう。
痛くてもせいぜい10秒前後じゃないか!
我慢したらいい。
多少痛くても我慢すればすぐに終わってしまうだろう。
2度チクっとされるよりいい。
しかし、実際のところ『痛いです』と言ったらどんな風に対応されるのだろうか?
でもまあ、たかが注射だ、これから先も我慢できないほど痛い注射を打たれるということもなかろう。
美容院でシャンプーしてもらうときに「痒いところありませんかー?」と聞かれて多少痒くても「ありませーん」と答えるのと同じで、これから先も「大丈夫でーす」が続くだろう。
しかし、それは突然にやってきた。
ちょー痛いー!!
刺した後、針動かしたデショ?
看護師さん!うーごーかーしーたーよーねー?
で、針、ぐいって元に戻したよね?
しかし、私はこの瞬間にも思考力MAXで考え始めた。
たぶん今までちっとも痛くなかったのが奇跡だったのだ。
今回のこの痛みも看護師さんが言うところの「痛い」には到達していない痛みなのではないか?
たしかに痛いが、我慢できない痛みではない。
叫んでもないしちゃんと椅子に座って平静を装っていられるからね。
本当の痛みとはこんなものではないはずだ。
そもそも「痛い」と言ったら看護師さんに失礼だろう。
注射が下手だと面と向かって言っているようなものだ。
それに注射ごときで痛いなど大の大人が恥ずかしいではないか!
今回はとりあえず様子見だ!
そんな間にも徐々にプラセンタエキスが体内に注入されるのが伝わってくる。
針を刺された瞬間より痛みは少なくなってきていて、痛みがお腹に拡散されてるような感覚だ。
・・・と分析しているうちに、終了した。
やっとおわったか。
いつもの10秒が20秒に感じたよ。
やれやれ。
そして痛みが残るお腹をそっとさすりながら思った。
ーーーーアホだよね・・・すなおになれ、自分
「痛い」と言ったらどうされるのかな?
今度言ってみようかな ♬ (←ウソはあかん!)
以上!