結婚式の招待人数で新婦側が多いってあり?現役プランナーがお答えします!
そもそも私は
結婚式の招待人数を合わせることは重要ではない
と思っています。
結婚式の打ち合わせに入るまでによくある質問で
「招待客をリストアップしていたら、招待人数で新婦の方が多いのがわかったんですけど、これってマズイですよね・・・?」
というのがあります。あ、この質問また来たなと、いつも思うわけです。そんなこと気にしなくていいのにな~と思うのですが、新郎新婦が気にしていることに対して
「そんなの、気にすんな!」
とは言えましぇん。
そこで、招待人数で新婦が多いときにどうすればいいかの答えを、ネットで調べてみました。そしたら、そこに書かれていることは「とにかく人数を合わせろ~」というニュアンスのものばかり。それが簡単にできれば、新郎新婦は悩みません!
ちなみに、どんなことが書かれていたかというと・・・
①会社関係でバランスがとれていなければ、そこを減らしましょう!
いやいや、ちょっとまて!減らせないから困ってるんやで?
②それができなければ、会社関係を呼ぶのはやめましょう!
なに言うとんねん!
③会社には身内だけで結婚式をすると伝えるといいですよ!
新郎新婦にウソをつけと言うんか~!
最高におったまげた(笑)のはこのアドバイス・・・
④プランナーさんに相談すれば、テーブルの配置や座り方などでなんとかしくれるでしょう!
まてまてまてまて!
そんな程度でなんとかなりません。少しはごまかせますけどね。ごまかしですよ。そして少しですよ。少し。
コレクションにしたいくらい衝撃的なアドバイスだったんで、通し番号ふっちゃいました。
ということで、今回は、人数を減らしたり揃えたりを新郎新婦に強要するのではありません。
結婚式の招待人数で新婦側が多いのを気にしている、または両家で意見が合わない人へ、招待人数の件をどうやってクリアするかを事情別に説明します。
これを読めば、頭を悩ませることはなくなりますよ。
招待人数で新婦側が多いときにはこれをするだけ
あくまで!あくまで、ですよ!
こんなことするのは、両家の意見合わないとか気にしているとかそんな事情の人だけですよ(笑)
招待人数を合わせるとか、そんなマナーはないですから。
それでは・・・
以下の事情で当てはまるのはどれですか?
新婦側の親族が多い場合
こんな事情はOK:新婦側の親族がもともと多い、または近くに住んでいる。それに対して、新郎側はもともと親戚が少ない、または遠く離れたところに住んでいる。
こうやっておけばもっと安心
会社関係や友人には、新郎の家族や親族が少ないことや、遠方で参列できないことを伝えておきましょう。仰々しくならないように何かの話の流れでさらっと話しておくといいでしょう。招待された友人らが新郎側の事情を予め知っていると人数が少なくても気になりません。
こんな事情はNG:たとえば、新婦側がいとこやその子供まで招待するなど、招待客が広範囲にわたっている。それに対して、新郎側は叔父叔母までにとどめてる。
できればこのように対処してください
新郎新婦の招待客をなるべく合わせることができますか?できればそれが最善の方法です。(それが無理だから悩んでるってゆーの)
でも、親戚同士のおつきあいの中で、結婚式へ招待する人が決まっている場合もありますよね。それなら無理に数を合わせる必要はありません。
「親戚の結婚式は、いとことその子供まで招待するのが決まっているので・・・」
と、新郎側の両親に話してみてください。きっとすんないOKですよ。新郎家は新婦家が、たくさんの親族を招待することについて理解してもらいましょう。
招待人数を合わせる為に、招待されると思っていた人を断るのは失礼な話です。そんなことがあれば、招待人数が合わない以前の問題になります。慌てて人数調整するのはやめましょう。
新婦側の友人が多い場合
こんな事情はOK:新婦の友人ほとんど近所に住んでいて気軽に招待できる。それに対して、新郎の友人は遠方に住んでいる人が多くどうしても招待するのが難しい。
こうやっておけばもっと安心
招待する友人が少ないと「友達が少ない人なの?」と思われることがあります。かといって、友人をわざわざ遠くから呼ぶのはお車代などの負担を考えると気軽に招待できません。友人も経済的に余裕がある人や時間のある人であれば問題ありませんが、そうでなければ難しいですよね。
そんな時は、遠方で出席できない友人にはメッセージをいただくとのがいいのです。手紙でも動画でも。それを披露宴の時にスピーチとして流すと「友達が少ない人なの?」と思われるのを回避できます。
こんな事情はNG:新婦が幼馴染から大学までの友達を広範囲で招待してる。それに対して、新郎は友人が近くにいるのにも関わらず、友人を招待していない。
できればこのように対処してください
新郎は、招待する友人を増やすことはできますか?増やせるならそれに越したことはありません。
しかし、新郎に、友達同士で結婚式に招待し合うという習慣がないことがありますよね。その場合、無理に招待することはお勧めできません。今後友達付き合いがややこしくなったら困ります。
その場合は、会社関係の招待人数を増やせないか考えてみてください。新郎は会社関係のお付き合いが多いと、「なかなかできる男だ」と勝手に思われます(笑)
相手の両親は、娘の結婚相手である「新郎の友人」のことも気になるのです。「どんな人と友達付き合いをしているのか?」と。友達を見ればその人がわかると言われています。ですので、友達の招待人数が少ないことに理由がないと心配されるのです。
「呼べない」じゃなくて「呼ばない」理由をしっかりと伝えておきましょう。
新婦側の会社関係が多い場合
こんな事情はOK:新郎がフリーランスの仕事や自営業なので、仕事関係で特に招待する人がいない。
こうやっておけばもっと安心
新郎の仕事内容や宣伝をかねて招待客のみなさんにわかってもらえるようにしましょう。披露宴中の新郎新婦のプロフィール紹介の時にしっかり紹介してもらいましょう。
こんな事情はNG:新婦も新郎も会社員なのに新婦の方が招待客が多い。
できればこのように対処してください
ゲストや両親の心の中に「なぜ?」というつっこみが入るかもしれません。会社関係の招待人数が少ないと、余計なことを色々心配されます。できれば招待する役職や人数を新側と合わせた方か無難です。
正直、会社関係の人数が新郎の方が多い、または同じ人数であれば、他は何人でもかまいません。会社関係の招待客が多いほど「社会人としてしっかりやっている」というイメージを持たれます。この感覚、昔から変わってないですね。
新婦の会社関係のゲストの方が多い場合、20代のプランナーでも言いますよ(笑)
「新婦さんの方が稼いでいるんですか?」
って、私に聞かんといて(汗)
でも、難しければ無理に調整する必要がありません。せいぜい、プランナーに『新婦の方が儲けていそう』そう思われるぐらいです(笑)
親族や家族が了解していれば、招待人数が新婦の方が多いぐらいなんの問題もありません。
なぜ、人は招待人数で新婦側が多いのを気にするのか
その昔、数十年前は招待人数を合わせるのが当たり前でした。結婚式は家同士を結び付けるという意味が強く、花嫁側は花婿側に遠慮する、花嫁は花婿に付き従うという構図だったのです。
ですから、新婦側が少ないのはむしろ良しとし、新婦側が多いのは言語道断だったのです。
実は、今となっては年配の方ですら、そこまで気にする人はほとんどいません。招待する人や招待人数に関して、ちゃんと両親に説明できれば何の問題もありません。
ご安心ください。招待人数を合わせるのがマナーとか、そんなのは今の時代にありませんから。
日本の伝統的とも保守的ともいえる考えで「妻は夫に付き従う」というのがあります。
「付き従う」というのは、ちょっと極端な言い方ですが、妻側は夫側の後に続くというようなことが結婚式では当たりまえのように行われています。
この時代に関係ないでしょ?
いえいえその文化はじわじわと継承されているんですよ。こんな風に・・・。
よーく考えてください。「新郎新婦」という言い方も新郎が先で新婦は後。
スピーチをしてもらうときも新郎の友人が先で、新婦の友人が後。
両家名書く時も新郎家が先で新婦家が後。
だ~れもつっこみ入れません。男女平等とか言ってる人も、おそらくつっこみ入れてません。
そんな中でも。プランナーが指示したわけでものないのに招待人数のことを気にされます。
大きな声で言いたい。
両親がよければ招待人数を合わせるなんて全然気にしなくていいから!
みなさ~ん。
もうそろそろ、招待人数のことプランナーに聞くのやめませんか?(笑)
以上ですっ
ハッピーウエディング💗
では、またっ