結婚式のお車代を渡さないのは「あり」?「なし」?現役プランナーの答えはこれ!
以前、結婚式のお車代についての記事を書きました。その後もお車代について、担当している新郎新婦から相談をうけました。
実は、結婚式のお車代を渡さないのは「あり」なのか「なし」なのかについてはっきりしたボーダーラインがありません。
距離についての目安は説明済みですが、距離だけで渡すor渡さないを決めてしまってもいいのか?という疑問が残った人もいると思います。
あなたは、いざとなるとどうしたらいいのか決めかねていませんか?
今回は、お車代を渡さないのは「あり」なのか「なし」なのかを状況別に解説していきたいと思います。
お車代はどうしても渡さなくてはいけないのか?
結論からいうと、渡さなくてもいい場合があります。
結婚式のお車代について
「どうしても渡さないといけないのか?」という質問を新郎新婦からいただいたことがあります。
新郎と新婦でお車代を払う払わないで意見が対立したのだそうです。
新婦が「渡すべきべきだ」という意見で
新郎が「渡す必要がない」という意見。
聞くところによると、新婦は今まで結婚式にお呼ばれした際に、お車代をもらってきたらしく、新郎はお車代をほとんどもらわなかったと言います。
お車代は両家で統一する必要はない
新婦側が何人かにお車代を出して、新郎側が何もない。というのもまったく問題がありません。
お車代は皆の前で堂々と渡すものではなく、受付で個人個人にそっと渡すものです。新郎の友人は、新婦の友人がどこに住んでいるのか、遠くから来たのかどうかは知る由もありません。
誰がもらっていたとか、もらっていないとかは気にしないものなのです。
なので、この場合、意見を対立させるまでもなく、『新婦側のみお車代を払う』でいいでしょう。
前にされたようにすればいい
前に自分がお車代をまったくもらわなかったら渡す必要がありません。
①過去に自分が出席した結婚式でもらわなかった。
②いらないと言われた
③暗黙の了解
①過去に自分が出席した結婚式でもらわなかった
お互い気をつかわない間柄の場合はよくあります。自分はもらわなかったのに、今度は気を使って渡したら返って相手に失礼です。
②いらないと言われた
相手がいらないと言ったら、渡す必要はありません。ただし、飛行機で移動するなど、交通費がかかる場合は、空港からのタクシー代をタクシーチケットでお渡しするなどするといいでしょう。
すべてではないけど、少しだけ相手の負担を軽くする気遣いは持っていてもいいと思います。
ここで注意することは。自ら「お車代いる?」と聞かないことです。聞かれたらお車代が欲しくてたまらないのに「欲しい」とは言えない人がいます。
『お車代いる?」と聞くことはマナー違反です。
③暗黙の了解
お友達同士などで、暗黙の了解がよくあります。『友達なら気をつかうなよ!』というやつですね。
北海道だろうが沖縄だろうが、マブダチの為ならどこだっていくぜという仲間同士。
一人が、お堅いプランナーの言うことを真に受けて、かっこつけてお車代渡したら均衡がくずれます。
暗黙の了解は大切に!
同じくらいの距離なのに渡す人と渡さない人がいていいのか?
まず、その人の経済事情も考慮してください。そうしたら、遠くても渡さなくてよさそうな人と、近くても渡した方がいい人が出てくるかもしれません。
自分の式ではそれがありました。
何度も言いますがお車代は目立たず渡すものなので、人のことはあまり気になりません。
それでもそれを気にするなら表書きを『お車代』ではなく『お礼』と書いてください。一見『お車代』とわからなくするこの方法がおすすめです。『お礼』の意味を後々聞かれたら、説明すればいいのです。
結婚式のお車代を渡さないのは「あり」?「なし」?のまとめ
結婚式のお車代を渡さないor渡すの参になりましたでしょうか?
お車代を渡さないかどうか悩んだら、このことを思い出してくださいね。
では、またっ